MIKエンタープライズはエコ活動の推進として環境コンサルティングを行っています。廃プラスチック油化装置についてご覧ください。

プラスチック油化装置

廃プラスチックから油を生成

これまで埋立や焼却処分をされていた廃プラスチックを生成油として新たなエネルギーに再生するシステムです。廃プラスチック油化装置は破砕された廃プラスチックを加熱、溶解、分解、気化させ、気化したガスを冷却することで生成油を作り出します。

油化装置の特徴

小型で簡単操作

小型のため各種規制の対象外です。
装置の稼働に免許は不要でどこでも簡単に設置可能です。

低コスト

原料を限定することで過剰な設備は必要なく、手軽に導入が可能です。

地産地消

安価な装置なため、工場や事業者ごとに導入が出来、自分で出したゴミは自分で処理する「地産地消」が行えます。

連続式油化装置 NVG-200~NVG8000
連続式油化装置 NVG-200~NVG8000

卓上型油化装置Be-h
卓上型油化装置Be-h


油化できるプラスチック

PP(ポリプロピレン)

PP(ポリプロピレン)

ゴミ箱、小物入れなどの容器、結束バンド、お菓子の包装袋、CD/DVDケースなど

PE(ポリエチレン)

PE(ポリエチレン)

レジ袋、衣料品・日用品などの包装、ペットボトルのキャップなど

PS(ポリスチレン)

PS(ポリスチレン)

コンビニ弁当・カップ麺の容器、納豆・豆腐などの容器、発泡スチロールなど


生成油について

PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)の場合

生成油は軽質油相当(ガソリン相当)・灯油相当・軽油相当・重油相当が混ざった混合油になります。

PS(ポリスチレン)の場合

生成油はスチレン油(ベンゼン環を含む油)になります。

3P(ポリプロピレン・ポリエチレン・ポリスチレン)の場合

上記2種類の油が混ざった混合油になります

各混合油は軽油灯油相当が主体の油となっている為、ボイラーの燃料や焼却炉の助燃材等として使用することができます。

さらに蒸留することで・・・

PP・PEの生成油を蒸留した場合

軽質油相当(ガソリン相当)・灯油相当・軽油相当・重油相当の4種類に分留できます。
軽質油相当→ガソリン、灯油相当→灯油、軽油相当→軽油、重油相当→重油と同じような利用ができます。
※蒸留した場合、揮発油税・軽油引取税を納める必要があります。

PSの生成油を蒸留した場合

スチレンモノマー・スチレンダイマー・スチレントリマーに分留できます。